アーティストの三宅航太郎さんと一緒にやっている『中川おしょくじ』プロジェクト.これまで単発イベント的に行ってきたけれども,ここにきて常設に向けて動きはじめた.ご快諾いただいたのは,都市大バーガーを提供してくれている「ローラーコースト」.来週の後半からは,ローラーコーストでおしょくじを引いてもらえるようになる(はず).
『おしょくじ』という実践は,これまで岡山,向島,谷根千,中川でシステム構築されてきた,いわばオープンソースのシステムアートである.アートなのに,オープンソース.最低限のレクチャーをうければ,基本的に誰でもどこでも街にインストールしていいことになっている.
アートなのにオープン,これは刺激的だ.とはいえ,同じOSを組み込めばすべての街でおしょくじが機能するわけでは決してない.システムは,その街の特徴にあわせてマイナーチェンジしたり,更新していく必要がある.単純に同じものをインストールすることは当然できず,誰にアクセスして,誰と仲間になって,誰を説得して...という特有の実践が発生する.
そして,こういった実践を通して,必然的に街とゼミ生(大学生)とのコミュニケーションが生じることなる.「おしょくじって何?知らない.」「こういうことならいくらでも協力するよ」「こんなのは今までさんざやってきたんだよ」「私だったら学生コンペにしてこのプロジェクトを作り直す」...といったようなやりとりが,いろんなところで生じる.
現在練っている「墨東大学」の企画において,慶應大学の加藤先生は「墨大はコミュニケーションを誘発する仕組み」だと言う.おしょくじのような個別のアートもまた,街と学生とのコミュニケーションを誘発する「仕組み」として捉えていけるように思う.
まずは常設に一歩近づけたので嬉しい.
