Tシャツ・ストップモーションビデオ。つなぎが秀逸で、おもしろすぎる。クール!
February 2010 Archives

三宅航太郎さんから情報をいただき、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されていた『音が描く風景/風景が描く音』に行ってきた。
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すごく良かった。
音、特に環境音を通した拡張現実「感」の演出がすばらしかった。1Fのメインは、「点音(おとだて)」。あざみ野のいつくかの「場」にたたずんで耳をすまし、そこでの音を楽しむもの。
あざみ野点音マップが展示されていたが、これは制作それ自体がものすごく楽しそう。ポッドウォークとは異なる、環境音の採種とその表現に関して、いたく刺激をうけた。
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ギャラリーの2階には、「音を通して記憶の風景を呼び起こす作品」や、「日常に潜む『見えないもの」』への想像を喚起させる作品」。バイノーラルマイクで録音されたとおぼしき雨音や、浜辺と水中の音、またはアンプリファイされた砂時計の音...。「そこにある音」を、どのように持ってきて、ギャラリーで表現し、拡張現実「感」を喚起させるか。その点で非常に勉強になった。
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行ってよかった。
大学からほど近いのだから、ゼミ生を連れて行くべきだった。激しく後悔。
文化庁メディア芸術祭ネタ。電気グルーヴの『Fake it!』。
文化庁メディア芸術祭でも大賞を受賞されている、『日々の音色』、ステキ。

東京アートポイント計画のインターンプログラム『シッカイ屋』に、講師としてお招きいただきました。
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「東京アートポイント計画」では、アートによって地域や社会の文化パワーをイノベーションする専門家を「シッカイ屋」と位置づけ、アートポイントを自ら作り出し、企画・運営することのできる人材として育成します。
(東京アートポイント計画webサイトより転用)
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私の回は、ワークショップ形式にさせていただいた。慶応義塾大学環境情報学部の加藤文俊先生が行っている、フィールドワークスタイルを模倣させていただき、「短期間の北千住フィールドワークを通して得られた知見を、模造紙のポスターにまとめる」という課題でワークショップを実施した。
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時間はトータルで4時間。最初にちょっと講演、最後に発表やポスターセッションなどもしたいので、フィールドワークはわずか1時間。制作に1時間半。うまくコトが運びますように!と祈願していたが、そんな心配はどこ吹く風。シッカイ屋の「場づくり」に驚いたしゾクゾクした。
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どういう「能力」をシッカイ屋でデザインするのか、それは参加者の方々とディレクターのお仕事だと思う(私の仕事でもあるけれども)。そしてそのお仕事の結果可視になっている「能力」に、しびれた。
開始30分で、受講生がマイクを持って思いついたフィールドワークの目的やエリアについて語りだす。北千住のまち観察のテーマ設定をしながら全体で議論が「ぐわん」と動く感じ。これはうまくいかないわけながない。大学の授業にも、この場作りの手法を取り入れるべし、と思い、シッカイ屋アートディレクターの下山さんの技をメモ。
下山さんの動向を見ていると、このハイパフォーマンス産出環境が、参加者個々人のタレントに拠る所に加えて、場で希求され、可視化すべきその「能力」のデザインにあるのだと思った。百マス算数のドリル的能力とは明らかに異なる、場に依存した発揮すべき能力。それをデザインしているように見える。
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さて、さっそく北千住のまちへフィールドワークに出向く。

北千住というまちは、ワークショップの場として適していた。どでかい商店街は魅惑の格安お総菜屋などで埋め尽くされ、フランチャイズ店舗とも対等に競い、共存している感じがした。往来する買い物客も、チェーン店と土着的な店舗の混在郷をうまく活用している様子。

商店街の店舗にインタビューをかけてもらったり、駅前で定点観測を行ってもらったり。
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1時間の、超限定フィールドワークを行っていただき、それを模造紙にポスターとしてグループごとにまとめていく。持参した小型のプリンタ、ポストイット、ポストカードはじめ各種紙とペンが机の上で乱舞する。
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たとえば、あるグループは、ほんの1時間しかない調査時間の2/3を、良質なジジイのいる店舗で消費することになった。ニュータウンだと1店舗/10店舗位の出現確率だが、北千住の(話の長い)良質なオヤジ店主率はまだまだ高い。

そして、とにかく何が何でも90分でひとつのポスターをつくりこむ。写真の印刷に時間がかかるので、分業をしながら、フィールドワークにオチをみいだし、短期間みっちり集中していただく。
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あるグループは、北千住駅前のストリートミュージシャンや、たむろする人々を調査。そのグループによれば、ストリートミュージシャンは地元民ではなく、千葉や埼玉の北方から遠征してきている様子。そして観客は地元民。ストリートミュージシャンの演奏場所に関するヒエラルキー、おそらく健在。駅前定点観測データも含めて、その様子をポスターにあらわす。うまい。

別のグループは、北千住では有名らしい86歳の「アーティストおばあちゃん」に関するリサーチをポスターに具体化。
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進行しているこちらが楽しめるワークショップが、当たり前だが私にとっては楽しい。今回は本当に楽しかった。動きが違う、できばえが違う。紙の消費量がはんぱない。
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そしてプログラム後、打上げを北千住駅付近の赤提灯とガールズバー等が立ち並ぶピンク街のお店で。注文様式が秀逸。
私「えーと、まず、」
店員「千寿揚げがいいよ」
私「じゃあそれで。あとは、」
店員「ポテトサラダすぐでるよ」
私「あ、それも、あとは、」
店員「ナンコツ焼きがおすすめ」
私「...はい」
...これがデフォルト。

クウジット株式会社が行っている、iphone 3GSを用いた法隆寺宝物館のガイドを体験してきた。東京都文化発信プロジェクト室の森さん、橋本さん、石田さんにお誘いを受けて、歴女的なゼミ生らとともに東京国立博物館へ。

ガイドのコンテンツ作成を担当をされた、ソニーのコンピュータサイエンス研究所/クウジットの本條陽子さんに案内していただき、PlaceEngineで位置情報を取得されながら館内へ。クウジットは、ブラタモリアプリも手がけている。屋外のブラタモリはGPSだけれども、屋内の法隆寺はPlaceEngineでwifiをもとに位置測定。

あらかじめ仕込んでいただいている場所=展示物までいくと、iphoneがぶるっとして映像とともに紹介がはじまる。何が秀逸かといいえば、この紹介の内容。プロの声優さんに依頼して作成した展示ガイドは、とてつもなくチャーミングだった。
数多くの菩薩像を前にすると、
「あれも、菩薩。これも、菩薩。...全部、菩薩。」
「菩薩は、如来にあと一歩...。」
「あなたの菩薩ベストスリーは、どれですか?」(正確には違ったとおもうけど、こんな感じ。)
と、無限にまったりとした口調でイヤホンから聞こえてくる。私にとって、コンテンツが秀逸すぎて、もう面白くてたまらない。「あなたの菩薩ベストスリー」なんて、生まれてこのかた考えたことがない。あんなに「私の菩薩」をさがすために、菩薩の間を往来したのははじめて。
全案内が13分と、全く邪魔じゃない。全て解説するわけではない。ピックアップした6つ程度を13分でガイドする。
むしろ視点が定まって、充実した鑑賞ができた。 iphone越しの「現実」を体験することができた。これは嬉しい経験。
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内容が面白ければ楽しいのかもしれないが、見えないものを可視化するのに、iphoneは適しているかもしれない。本條さんともお話させていただいたが、まちなかの『地縛霊』などをガイドしてみたら必ずやぐっとくるだろう。
来年度、向島をフィールドに、PlaceEngine×iphone3GSで、『地縛霊』(じゃなくてもいいけど)ガイドを作成してみたい!激しく。
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なお、クウジットのおもしろiphone用コンテンツの1つに、「大江戸妖怪集」というものがある。これは、大江戸線に乗って移動しながら、各駅で妖怪をゲット(しかもリリースもできる)できるアプリ。秀逸。ぐっとくる。
大江戸線に乗りたくて仕方ない。
アーティストの三宅航太郎さん監修のもと、向島で行っていた「向島おしょくじ」プロジェクトを、東京都市大学横浜キャンパス周辺、中川駅で始動!

三宅さんの定義によれば、おしょくじプロジェクトとは、地域の飲食店の箸を「おみくじ」のくじ棒のように筒の中にいれて、「食事」の「おみくじ」=「おしょくじ」を作るシステムアート。箸には一本一本番号がふってあり、その番号と同じ番号のおみくじ形式の「札紙」がもらえるというもの。

中川版おしょくじでは、 30店舗の飲食店のおしょくじを作成することを目指して進めている。
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ゼミの学生さんが担当の店舗を決めて店主とコミュニケーションをとる。そして情報を集めて札紙を作っていく。うまくコミュニケーションがとれるときもあれば、全くダメなときもある。場合によっては、3時間店主とはなしこむことも。
中川の飲食店の方々は、おしゃべりで楽しい。中川や都市大などに対してものすごく「言いたいこと」がありそうだし。おしょくじって、札紙を手にとってもらうことも重要だけれども、まちと自分の関係をリセットするためのアートにも見えてくる。
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また、商業に加えて、学問と芸術が動いている余裕のある文化的な街で、仕事していたら気持ちがいい(と思う)。もしかしたら私は、そういう利己的な欲求でおしょくじを始めたのかもしれない。でも、それがもし他の住人にとっても心地よければな、とひっそりと期待している。
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おしょくじをやることで、中川が無限に「活性化」するわけじゃないと思う。むしろ私は、中川だとか東京都市大学環境情報学部って、おしょくじみたいな「変なこと」もしちゃうような「余裕のある場」だということを伝えたいのかもしれない。その意味で、飲食店には「変なこと」の実現に協力して頂いている。
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まずは3/13のハウススクエアでのイベントでのお披露目に向けて、ゼミの学生さんが頑張って動いてくれている。3/13に無事、筒をふってもらえるように、とにかくまずは作業を進めよう。
