趣味を仕事にするか、9時17時で趣味にはしるか

土曜日、腐女子的な文化実践にのめりこむゼミ生と、ゲームやアニメにどんばまりの女子オタのゼミ生とともに、横浜国大の後輩Bさんとお会いした。Bさんはコンテンツプロバイダー勤務で新規サイトのオープンを2件控えたイケてる社会人。


Bさんはここ1-2年、ケータイ向けの乙女ゲーコンテンツに携わっており、彼女自身もはえぬき(?)の腐女子。



腐女子的/オタク的な趣味に傾倒するゼミ生(3年生)らは、その実践やネットワークを十分に活かしたプロジェクトに従事し、卒論を書くことになると思う。


趣味と大学でのプロジェクトとの連続性を保持した上で、そのまま就職までも一貫性を持たせるべきかどうか、またそのための方略は...このようなことを3年生の今の時期に聞いておきたいと思い、Bさんに新宿までご足労いただいた。


ラフなOG訪問のようなかたちである。



Bさんが新卒2-3年目で早々に乙女ゲーコンテンツに従事できるようになった理由の1つは、「腐女子的思考」が社内でキャピタルになったから。「文化資本」とも言えるかもしれない。


「まっとうなケータイコンテンツ」のみで商売していたケータイコンテンツ黎明期は、競合がないので出せば売れる状態だったとのこと。でもそれが頭打ちになってきた時に、社内コンペで出した企画が乙女ゲーだったとのこと。


「ガンダムが好きだからガンプラをつくる仕事」という意思にプラスして、その会社にない資本をいかに魅力的に伝えられるかが重要なのだろう。


先日のシンポジウム@アキバで「御社のサーフィンゲームにはまって、それを作りたいから御社を希望した。」では面白みがなく、「サーフィンが大好きだからサーフィンゲームを作りたい。」という学生の話を聞きたいということが話題にでたのを思い出した。



仕事のスタイルはじめ長時間お時間割いていただいた中で印象的なことがらの1つは、「趣味を活かした仕事を狙うか否か」という、没頭できる趣味を持つ腐女子/オタクならではの悩み。腐女子/オタク的な実践のインサイダーになる悦楽(とその後の苦しみ)をとるか、趣味は趣味、仕事は仕事と割り切って、(仕事に激しい興味は湧かなくとも)9時-17時で金銭を得てそれとともにアニメイトに走るか。


以上、腐女子/オタク的志向を持った女子の、就職活動初期に生じた悩み事。