Acousphere

今日、研究室に音楽家がいらした。

SFCの「芸術と科学」の授業で中川ヨウ先生が招聘したAcousphereのお二人と、若手のアソウさん。ギター2本によるインストルメンタルのグループ。履修していた学生さんに聞いたら、20分のライブパフォーマンスまで披露してくれたとのこと。SFCの授業って、すごいわ。

授業を終えて休憩がてらにドコモハウスに来てくれていたAcousphereのお二人とアソウさんと、調子こいてお昼ご飯をご一緒させていただいた。私から繰り返される素人質問にも、ひとつひとつ真剣にこたえてくれる。なんて魅力的な方々なんだろか。

興味深かったお話は、音楽家の評判システム。もちろんプロなので、「一般の人々」に聴いてもらうことも大事だが、「マニアックに理解してくれる人」から得る評判もまた格別だとのこと。ある特定のコミュニティにしかわらからない、ギークな知識体系や価値観(esoteric knowledge)のもとに生きている音楽家の姿を垣間見ることができた。

またAcousphereは、クリエイティブコモンズの動きにも関心を寄せていた。ローレンス・レッシグにも言及しながら、また驚いたことにコミケにも言及しながら、アマチュア発プロダクツを醸す土壌や文化形成を目指す意味について聴くことができた。

日本では、面白い音楽をやっている若手に鼻が利いて、そういった人たちに機会を提供したりするマネジメントのプロが(米国と比べれば)まだ少なく、今以上に増えてきてほしいとのこと。もしくはノマド的、ハッカーキャンプ的にアマとプロが混ざり合うような機会、そういった学習環境のデザインも面白そうとのこと。ミュージシャンがコミケスタッフみたいにボランタリーにつながってコミュニティを組織するのは現時点では難しそうなので、そのマネジメントに特化して動く強烈な個人が現れることを期待したいと思った。

ちなみにShigeさんは高校時代漫研所属とのこと。おみそれしました!
以上、普通にSFCの学食でてんこもりの飯を食い、煎茶をすすりながら話してました...

ありがとうございました!