FANIME - Music Video Contest

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5月26日の午後1時からは、AMVと呼ばれるアニメーションを音楽にあわせてコラージュするビデオの上映会が行われた。(おそらく)事前に優秀な作品が選択され、4つのカテゴリに分けてそのできばえを競う。観衆は投票用紙を配られ、それに【ACTION】、【COMEDY】、【DRAMA】、【EXPERIMENT】の4ジャンルで優秀作品を決めていく。

このAMVでどのアニメが用いられるかを見ていると、アメリカでの今もしくはちょっと前のアニメトレンドを読むことができる。2007年のラインナップ(AMVの題材となったアニメ)は以下の通りだった。

【ACTION】
1.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
2.NARUTO ナルト
3.Haruhi 涼宮ハルヒの憂鬱
4.WOLF'S RAIN ウルフズレイン
5.Kakurenbo かくれんぼ
6.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
7.Death Note デスノート
8.Bleach ブリーチ
9.Elfen Lied エルフェンリート
10.Berserkr ベルセルク
11.Gundam Wing ガンダムウィング
12.Slayers スレイヤーズ
13.蒼き伝説のシュート
14.KOF
15.Kingdom Hearts キングダムハーツ

アクションカテゴリなので、結構男子向けのもともとアクション満載のものが多い。中でも鋼の錬金術師は人気だった。キングダムハーツは、アクション以外のカテゴリでも頻出するが、「同じシーンの映像」をいろんなAMV屋が用いるため、観客も少し飽きていた。

【Comedy】
1.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部
2.Dead Leaves デッド・リーブス
3.GRAVITATION  グラビテーション
4.Eiken エイケン
5.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部
6.Ouran Highschool Host Club 桜蘭高校ホスト部

半分がホスト部。脅威の人気。しかも内容はホモセクシャルを前面に押し出した内容。例えばハニー先輩を中心としたスラッシュ(ヤオイ)だったり。内容だけみれば、日本のヤオイ同人誌という形が、AMVという形になっている。まだまだヤオイは中心的存在ではないと思われるが、美少年同士の恋愛関係を読み解く実践は、少しずつ世界規模になってきていることが伺える。

【DRAMA】
1.MAIHIME 舞姫
2.Lelouch of the Rebellion コードギアス反逆のルルーシュ
3.Fullmetal Alchemist 鋼の錬金術師
4.Utena うてなTVシリーズ
5.LAST EXILE ラストエグザイル
6.LOVELESS ラブレス
7.Rahxephon ラーゼフォン
8.Naruto ナルト
9.Midori days 美鳥の日々
10.Cowboy Bebop カウボーイビバップ
11.CardCapture sakura カードキャプチャーサクラ

もっとほかにもあったような気がするが、冗長であまり興奮しなかった。

【EXPERIMENT】
このセクションで特に面白かったのが、日本のアニメの歴史43年分を、3分44秒で振り返るというもの。石野卓球の軽快な音楽にのせて、300を超えるアニメがフラッシュで次から次へと提示される。観客の反応も相当よかった。その中には手塚アニメや私が子どもの頃に放映されていたようなものも多く含まれていたが、60年代-80年代のアニメではアメリカのオタクはぴくりとも反応しなかった。

オタクたちがいっせいに盛り上がったのが、1992年になってから。それまで静かに視聴していたオタクがどっと歓声を上げたとき、スクリーンにはセーラームーンが映し出されていた。セーラームーンは、彼らにとってはドラえもんのようなもの。マンガやアニメに興味を持つきっかけになった人たち(若者)が、小学生、中学生だった頃に放映されたもの。オタクの多くはセーラームーンの洗礼を受け、そして今この会場に集っている。同様にポケモンの映像の時にも歓声がもれた。そんな時代の人たちが米国オタクの中心層。ほかにも宮崎アニメ、特にもののけ姫のワンシーンでも歓声があがっていた。

中学高校時代というものは、オタクを醸成する上で非常に重要な時期である。

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