久しぶりの「状況論本」が10月に出版されました。
おそらく、2001年の上野直樹編「状況のインタフェース」、加藤浩・有元典文編「認知的道具のデザイン」、茂呂雄二編「実践のエスノグラフィ」以来の状況論に集中的にフォーカスした本だと思います。編者のお二人んの他に、柳町智治さん、岡田みさをさんが著者に名を連ねます。状況論の歴史や、他領域との学術的ネットワーク、また人的ネットワークがよく分かり、また、状況論的な観点での今日的、実践的な諸研究が紹介されています。「状況論マニア」必読。状況論的な思想がムクムクと構築されてきた豊かな時代・場を経験した編者に、嫉妬します。
[目次]
第1部 理論編(ネットワークとしての状況論
上野直樹
社会的実践としての学習―状況的学習論概観)
ソーヤーりえこ
第2部 フィールドワーク編(理系研究室における装置へのアクセスの社会的組織化
ソーヤーりえこ
実践に埋め込まれたインタラクション―理系研究室における実験の社会的組織化
柳町智治
教室における知識・情報ネットワーク―入門フランス語クラスでの調査から
柳町智治
リソースの組み合わせとしてのインタラクション―「アクションの理論」による終助詞「ね」の分析)
岡田みさを

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